CCIE Routing & Switching Trouble Shooting 攻略 Part1 TT09 (v4向け)

※ ネットワーク構成は↓よりご覧ください。
http://www.n-study.com/network/2015/05/ccie_routing_switching_trouble_1.html

問題

9.Host1~Host7に対する172.31.X.0/24(X:1~7)のルートの一部がサブネットマスク/24以外でルーティングテーブルに登録されています。Host1~Host7に対するルートはすべて/24のサブネットマスクでルーティングテーブルに登録されるようにしてください。

トラブルの解決

R5
—-
interface loopback0
ip ospf network point-to-point
—-
R13
—-
router eigrp 1
no auto-summary
—-

トラブルの症状と原因、切り分け

表 トラブルの症状と原因、切り分け(No.9)
CCIE_TS_Part1_17.png

【R1 Loopback0にip ospf network point-to-pointが入っていない】

OSPFでは、Loopbackインタフェースのルートを/32のホストルートとして扱います。Loopbackインタフェースに設定されているサブネットマスクのルートにするためには、ip ospf network point-to-pointコマンドで、ネットワークタイプをPOINT_TO_POINTに変更します。

R5
----
interface loopback0
ip ospf network point-to-point
----

【R13で自動集約が行われている】

EIGRPはデフォルトで自動集約が有効化されています。R13で自動集約が有効になったままなので、R13を境界としてHost1~Host7のルートが172.31.0.0/16に集約されてしまいます。その結果、Host1~Host7のルートが/24でルーティングテーブルに登録されていません。解決するためにR13で自動集約を無効化します。

R13
----
router eigrp 1
no auto-summary
----

CCIE_TS_Part1_18.png
図 トラブルの症状と原因、切り分け(No.9)

トラブル仕込み

R5
----
interface loopback0
no ip ospf network
----
R13
----
router eigrp 1
auto-summary
----