CCIE Routing & Switching Trouble Shooting 攻略 Part1 TT07 (v4向け)
※ ネットワーク構成は↓よりご覧ください。
http://www.n-study.com/network/2015/05/ccie_routing_switching_trouble_1.html
目次
問題
7.R16,R17,R18のフレームリレーネットワーク上で通信できません。R16,R17,R18のフレームリレーネットワーク上で通信できるようにしてください。
トラブルの解決
R16 ---- interface Serial1/0 no frame-relay lmi-type ansi no frame-relay map ip 10.16.17.17 101 broadcast frame-relay map ip 10.16.17.17 100 broadcast ----
R18 ---- interface Serial1/0 frame-relay map ip 10.16.17.17 200 broadcast ----
トラブルの症状と原因、切り分け
【LMIタイプが一致していない】
フレームリレーのインタフェースはLMIによって管理しています。フレームリレースイッチと接続するルータのインタフェースでLMIタイプが一致していなければ、インタフェースはup/downの状態になります。R16とFRSWでLMIタイプを一致させるように設定を行います。
R16 ---- interface Serial1/0 no frame-relay lmi-type ansi ----
【R16でR17のIPアドレスに対するframe-relay mapが間違っている】
R16からR17に対するPVCのDLCI番号は100です。しかし、R16のframe-relay mapを確認すると、R17のIPアドレス10.16.17.17に対するDLCI番号として101が指定されています。DLCI番号が間違っているので、フレームリレー上に正しくIPパケットを転送できません。R16でR17のIPアドレスに対するDLCI番号を正しく設定します。
R16 ---- interface Serial1/0 no frame-relay map ip 10.16.17.17 101 broadcast frame-relay map ip 10.16.17.17 100 broadcast ----
【R18でR17のIPアドレスに対するframe-relay mapがない】
R18とR17は、R16をハブとするハブ&スポークトポロジのスポークです。スポーク間の通信を行うためには、それぞれのIPアドレスに対するframe-relay mapを設定しなければいけません。しかし、R18にはR17のIPアドレス 10.16.17.17に対するframe-relay mapが設定されていません。R17-R18間で通信するためには、R18にR17のIPアドレスに対するframe-relay mapを追加します。
R18 ---- interface Serial1/0 frame-relay map ip 10.16.17.17 200 broadcast ----
トラブル仕込み
R16 ---- interface Serial1/0 frame-relay lmi-type ansi no frame-relay map ip 10.16.17.17 100 broadcast frame-relay map ip 10.16.17.17 101 broadcast ----
R18 ---- interface Serial1/0 no frame-relay map ip 10.16.17.17 200 broadcast frame-relay map ip 10.16.17.18 200 broadcast ----