目次
GCPのプロジェクトとは?
GCPのプロジェクトとは、Compute EngineやCloud StorageといったGCPのサービスで作成するリソースの管理単位です。リソースを作成したり、操作したり、課金の管理や権限の管理をプロジェクト単位で行います。
リンク
GCPのリソースをどのようにプロジェクトとして管理するかは自由に決められます。GCPを利用して作成するシステムをプロジェクトとしてまとめると考えればわかりやすいでしょう。たとえば、社内向けのポータルサイト用のWebサイトを運用するためのCompute Engineと社内向けのストレージとしてのCloud Storageを1つのプロジェクトとしてまとめて管理します。また、バックエンドの処理をするアプリケーションが稼働するApp Engineと関連するSQLサーバとしてCloud SQLを1つのプロジェクトとしてまとめます。複数のプロジェクト間で連携することも可能です。プロジェクト同士で連携するためには、VPC(Virtual Private Cloud)を利用します。
GCPの課金はプロジェクト単位で行われます。そして、プロジェクトごとに費用の請求先アカウントを決められるので、システムごとにプロジェクトを分けて管理と、各システムに要する費用を管理しやすくなります。
プロジェクトの作成
デフォルトでは、「My First Project」というプロジェクト名のプロジェクトがあります。追加で自由にプロジェクトを作成できます。プロジェクトの作成はとても簡単です。Cloud Consoleから新しくプロジェクトを作成するには、以下の手順です。
- Step1: [新しいプロジェクト]を開く
- Step2: プロジェクトの作成
Step1: [新しいプロジェクト]を開く
Cloud ConsoleからGCPプロジェクトを作成します。画面上部のプロジェクト名の部分をクリックします。[プロジェクトの選択]のウィンドウが表示されるので、[新しいプロジェクト]をクリックすると、プロジェクト作成画面に移ります。
Step2: プロジェクトの作成
以下の情報を入力して、[作成]でプロジェクトを作成できます。
- プロジェクト名
- プロジェクトID
- 場所
プロジェクト名として、GCPを利用するユーザがわかりやすい名前を設定します。プロジェクト名は一意である必要はありません。あとから変更することもできます。
プロジェクトIDは、GCP全体で一意でなければいけません。自動的に生成されますが、必要ならばプロジェクトIDを自分で決められます。いったんプロジェクトを作成すると、あとからプロジェクトIDを変更することはできません。APIなどでプロジェクトを扱うときには、プロジェクトIDを指定します。
場所は、プロジェクトを関連付ける組織またはフォルダを指定します。組織やフォルダは複数のプロジェクトをグループ化して階層的に管理するためのものです。個人で簡単な検証を行うだけなら、組織/フォルダを関連付ける必要はありません。
作成したプロジェクトを選択すると、ダッシュボードが表示されます。
Google Cloud Platform
- [GoogleCloudSkillsBoost] Insights from Data with BigQuery: Challenge Lab
- Google Cloud Platform(GCP)の利用登録手順
- GCPのユーザインタフェース ~Cloud Console/Cloud Shell~
- GCPプロジェクトとは ~GCPリソースを管理する単位
- リージョンとゾーン ~どこにリソースを作る?~
- Google Compute Engine(GCE) 仮想マシンの作成例
- Google Cloud Storage(GCS)を使ってみよう
- GCPでWordPress Webサイトの構築
- [Qwiklabs] Serverless Firebase Development Challenge Lab