目次
GNS3プロジェクト
GNS3プロジェクトは、GNS3で検証したい検証環境です。GNS3を使って、いろんな検証を行うためには、GNS3プロジェクトを作成します。GNS3プロジェクトの作成方法について解説します。
Step1:GNSプロジェクトの新規作成
GNS3を起動すると、デフォルトでは、新規プロジェクトの作成ウィザードが立ち上がります。新規プロジェクト名を入力して、[OK]をクリックしGNS3プロジェクトを新規作成します。[File]→[New Blank Project]でも、同じウィザードを起動できます。
プロジェクトファイルが保存されるデフォルトのパスは[Settings]から変更できます。
Step2:機器の配置
利用する機器を配置します。左側のルータのアイコンをクリックすると、登録しているルータのテンプレートが表示されます。配置したい機器をプロジェクトのワークスペースにドラッグします。
VPCSの設定は、以下の記事をご覧ください。
機器配置すると、GNS3プロジェクトのディレクトリに各機器のファイルが生成されます。ルータのstartup-configは以下のパスに生成されます。
[プロジェクト名]\[project-files]\[dynamips]\[機器のUUID]\[configs]
Step3:リンクの作成
配置した機器のインタフェース間を接続してリンクを作成します。リンクを作成するには、ケーブルのアイコンをクリックします。すると、カーソルが十字形に変わります。
ワークスペースに配置した機器をクリックして、リンクを構成するインタフェースを指定します。
そして、接続先の機器をクリックして、リンクの接続先のインタフェースを指定します。
GNS3のネットワーク機器とGNS3を実行しているホストOSと接続することもできます。そうすると、GNS3のネットワーク機器からホストOSを通じてインターネットへ通信することも可能です。以下の記事でホストOSとの接続について解説しています。
Step4:機器の起動
起動のアイコンをクリックすると、ワークスペース上の機器が一括で起動します。個別の機器ごとに起動する場合は、起動したい機器のアイコンを右クリックして、[Start]で起動できます。
起動すると、インタフェースステータスが緑になり、画面右側[Topology Summary]の機器のステータス緑になります。
Step5:コンソールアクセス
起動した機器のコンソールにアクセスするには、機器のアイコンをダブルクリックします。または、コンソールのアイコンをクリックすると、すべての機器への一括のコンソールアクセスができます。
デフォルトのターミナルソフトは、Solar-PuTTYです。
コンソールにアクセスして、作成した検証環境で検証作業を行ってください。
Step6:機器の設定保存
機器の設定の保存は、コンソール上でcopy running-config startup-configを実行するだけでOKです。そうすると、[プロジェクト名]\[project-files]\[dynamips]\[機器のUUID]\[configs] 配下のstartup-configに反映されています。
次回、プロジェクトを起動したときにはcopy running-config startup-configを実行した状態から再開できます。
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