[WAN編]光ブロードバンドに7割が移行

(所属カテゴリー:ITニュース---投稿日時:2008年10月28日)

[WAN編]光ブロードバンドに7割が移行

日経コミュニケーション2008.9.15号の記事がIT ProのWebにアップされていました。最近は記事がけっこう早くIT Proにあがるようになっているんですね。かなり大昔の記事がアップされていることも多いですが。

企業のネットワークの調査でWANについての記事です。

光ブロードバンドの躍進が続いている。ここで言う光ブロードバンド回線とは,NTT東西や電力系通信事業者が提供するFTTHや広域イーサネット,イーサネット専用線など光ファイバのアクセス回線を指す。

 今回の調査結果では,各種通信サービスのアクセス回線として光ブロードバンドの利用率が昨年よりもさらに高まった。とりわけ主要拠点を結ぶ幹線ネットワーク向けでの伸びが大きく,利用率はほぼ7割に達した。企業におけるWANのオール光化が目前に迫ってきた。

 BフレッツなどのFTTHと閉域IP網を組み合わせたエントリーVPNを採用する動きも活発だ。幹線でのフレッツ・グループ(アクセス)の利用が増えるとともに,他のエントリーVPNサービスも利用率が高まっている。

 これに対して,どうしても押されがちになるのが従来型のIP-VPNや広域イーサネットだ。特に,幹線系で増加を続けていた広域イーサネットは減少に転じた。

IP-VPNや広域イーサネットが減少して、その分、光ブロードバンド(FTTH)をアクセス回線とするエントリーVPNが増えているそうです。すべての拠点をIP-VPN/広域イーサネットで接続すると、小規模な拠点はオーバースペックだったり費用対効果が小さかったりしますからねぇ。日経コミュニケーションは、重要拠点はIP-VPN/広域イーサネットで、小規模な拠点はエントリーVPNでという風に拠点ごとに利用するWANサービスを組み合わせる「メリハリネット」なんて言葉まで作っていますね。

エントリーVPNは信頼性が保証されないことがほとんどですが、そんなに障害が発生することも少ないみたいですし、低コストで高速なのが魅力的なんでしょう。

ただ、こんな風にいろんなWANサービスを組み合わせて拠点を接続すると、ルーティングの設定がめんどくさくなりそうです。ルーティングの基礎をシッカリとおさえたうえで、適切なルーティングの設定を考えるのが大事になりそうです。

NGNについても触れています。残念ながら、NGN導入を検討している企業はわずか6%。NGNの普及はまだまだ先になりそうな感じです。


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