日経コミュニケーション 2007.3.1『第4の携帯事業者 イー・モバイル参戦』 by Gene

(所属カテゴリー:日経コミュニケーション---投稿日時:2007年3月17日)

携帯事業者と言えば、NTTドコモ、au、ソフトバンク(旧ボーダフォン)の3事業 者でしたが、新しく周波数帯域の割り当てにともなって、イー・モバイルとア イピーモバイルが参入しました。
新規事業者のイー・モバイルがいよいよ2007年3月31日にサービスを開始しま す。

イー・モバイルのサービス開始は、「定額モバイル・ブロードバンド環境」の 普及の第一歩のように思います。
今までモバイルでのインターネットアクセスは、

  • 無線LAN
  • 携帯電話(3G)
  • PHS

でした。
無線LANはとても高速ですが、接続できるエリアがとても限定されてしまいま す。携帯電話のデータ通信は、定額のサービスがないので安心して使えない。
PHSは定額制のサービスがあっても速度が遅い。どれも一長一短で、モバイル の環境では、「つながらないかもしれない」「速度が遅い」「料金を節約する ために重たいページは見ない」などという妥協をしているのが現実ですね。
でも、イー・モバイルのサービス開始で、このような状況が一変するきっかけ になりそうです。高速で定額で、ある程度のエリアをカバーしているサービス はとても魅力的です。

日経コミュニケーションイー・モバイルのサービスについて記事を読むと、後 発の新規参入だからこそのメリットをうまく活かしているなぁと感じました。
特にサービス開始当初はデータ通信のみに絞って、しかも定額の料金制度でシ ステムコストを下げているのは大きなメリットですね。
携帯電話の複雑怪奇な料金プランを扱うためのシステムコストはとても大きい ようで、NTTドコモの設備投資額は数百億円にものぼるとか。でも、定額制だ ったら、非常にシンプルなシステムで可能になるんですねぇ。また、技術は日 々進歩していて、最新設備で基地局を構築できるのもシステム全体のコストを 抑えるために大きなメリットがあるのでしょう。

先日、PHSの契約が切れてしまったのでモバイル用にイー・モバイルのサービ スに乗り換えようと思っています。まだ、エリアがそんなに広くない点が心配 なんですが、モバイルでのブロードバンド環境、使ってみたいです。来週あた りに家電量販店で予約してこようかな。ま、端末は最初はデータ通信のカード でいいかなと思ってます。シャープのWindows Mobile端末も面白そうですけど、 この手の端末の出始めはあんまり使い勝手がよくないというイメージがあるの で。
イー・モバイルのサービスに触発されて、既存の3事業者がどのような展開を 見せるのでしょう?あんまり変わらないかもしれませんが、モバイル・ブロー ドバンドのサービスの普及に期待したいです。

イー・モバイル
http://emobile.jp/

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