1996年に、米国を本拠地とした国際コーチ連盟(International Coach Federation,ICF)が設立され、 英国、カナダ、オーストラリアをはじめ20カ国、120の団体が加盟しています。そこで、日本におけるコーチの健全な育成と コーチングの普及を目的として、職能団体としての「日本コーチ協会」が1999年7月に設立されました。2000年11月には 東京都に特定非営利活動法人(NPO)として認証されています。
2006年、国際コーチ連盟マスター認定コーチであるデイビッド・ゴールドスミス氏が来日された際に行われた講演によると アメリカやオーストラリアでは、いくつものコーチ養成機関が乱立し、コーチングの定義そのものが「混沌」とした 状況にあったようですが、日本では、アメリカに遅れることおよそ10年あったため、そうした「混沌」状況が 生み出されることなく、健全にコーチングが広まっていると言えるとのことでした。