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DNS復習問題

(所属カテゴリー:TCP/IP---投稿日時:2001年8月12日)

DNS復習問題

■以下のDNSについての説明の文章中の空欄を下のKey Wordsから選択して埋めてください。なお、Key Wordsは複数回使われるものもありますし、1度も使われないものもあります。

TCP/IPで通信を行うためには必ず(「IPアドレス」)によって通信相手を特定します。これはIPヘッダの中に送信先IPアドレスの情報が必要なことからもわかります。ですが、IPアドレスは数字の羅列(実際には32ビットのバイナリ)ですから非常に(「覚えにくい」)です。1つや2つならともかく何個もIPアドレスを覚えるというのは大変です。

そこでもっとわかりやすく通信相手を指定するためにコンピュータに名前をつけます。TCP/IPでコンピュータにつける名前のことを(「ホスト名」)といいます。ホスト名によって通信相手を指定すると、(「IPアドレス」)を使うよりもわかりやすくなりますし、意味のある名前であれば覚えるのもそれほど大変ではありません。しかし、IPヘッダを作るためにはやはり(「IPアドレス」)が必要です。つまり、ホスト名に対してなんらかの方法で(「IPアドレス」)を求めなくてはいけません。このホスト名からIPアドレスを求めることを(「名前解決」)といいます。

(「名前解決」)の方法にはいくつかあります。昔は(「hosts」)というファイルを利用していました。hostsファイルの中にそれぞれホスト名とIPアドレスの対応を記述しておきます。このhostsファイルをネットワーク上のすべてのコンピュータで保持しておいて、必要に応じてhostsファイルを参照して(「名前解決」)を行います。

ただし、この方法は大きな欠点があります。ネットワーク上の各コンピュータ1台1台に同じhostsファイルを保存しておかなければなりません。もしファイルに(「矛盾」)があった場合、正常な通信ができなくなる可能性があります。また新しいコンピュータの追加やIPアドレス、ホスト名の変更があった場合、すべてのコンピュータのhostsファイルを(「更新」)しなければなりません。ネットワークが大きくなって、たくさんのコンピュータが接続される状況になってくるとそんなことはやってられません。

そこで、ホスト名とIPアドレスの対応を一元管理をしようという動きになってきます。つまり(「DNS」)の利用です。ネットワーク上にDNSサーバを設置して、DNSサーバ上にホスト名とIPアドレスの対応を保持しておきます。そしてネットワーク上のコンピュータは必要に応じて、DNSサーバに問い合わせて(「名前解決」)を行います。もし、新しいコンピュータの追加やIPアドレス、(「ホスト名」)の変更があったとしても(「DNSサーバ」)上で変更するだけでいいです。hostsファイルを使う場合と比べるとずいぶん管理が楽になります。

インターネット上のWEBサーバにアクセスするときも、DNSサーバによって名前解決を行います。「え?じゃぁ、DNSサーバにインターネット上のすべてのコンピュータのホスト名とIPアドレスの対応を書いているの?」という疑問が出てきます。そんなことはちょっと考えるとできないです。そんなことをしていると、(「hosts」)を使っている場合と変わりません。DNSはインターネット上でうまく分散させて、巨大な分散データベースを構成しています。

1つのDNSサーバが管理する範囲を(「ドメイン」)と呼んでいます。ドメイン内に1台以上のDNSサーバを設置して、自分のドメイン内のコンピュータのホスト名とIPアドレスの対応を記述します。そして、DNSサーバには自分より下の階層にあるドメインと(「ルートドメイン」)の(「DNSサーバ」)のIPアドレスを登録しておきます。ルートドメインとは、ドメインの階層構造の最上位のドメインです。

DNSサーバは問い合わせに対する情報をもっていない場合は、(「ルートドメイン」)から階層構造を下にたどっていって、目的のドメインのDNSサーバに対して問い合わて名前解決を行います。

ホスト名とドメイン名を組み合わせたものを(「FQDN」)といいます。日本語では(「完全修飾ドメイン名」)と訳されます。これはいわばコンピュータの(「フルネーム」)です。
よくWEBサーバは(「www」)というホスト名が使われています。ホスト名だけで見るとたくさんのWEBサーバは名前が(「重複」)してしまうことになりますが、ドメイン名も加えた(「FQDN」)は重複することなく必ず(「一意」)になっています。

基本的にDNSは(「ホスト名」)から(「IPアドレス」)を求めるための仕組みですが、場合によってはその逆、つまり(「IPアドレス」)から(「ホスト名」)を求めることもあります。このことを(「逆引き参照」)と呼びます。

逆引き参照を行う目的は主に次の2つです。

  • アクセスログの視認性の向上
  • セキュリティの向上

この逆引き参照を行うためのドメイン定義されています。ルートドメインの下の(「arpa」)、さらに(「in-addr」)が逆引き参照のためのドメインです。そして、IPアドレスを(「逆順」)に記述したドメインさらに連なってきます。

Key Words

「arpa」「ポート番号」「フルネーム」「正引き参照」「IPアドレス」「コンピュータ名」「正順」「lmhosts」「覚えやすい」「in-addr」「FQDN」「FDDI」「ルートドメイン」「DNS」「任意」「www」「pop」「逆引き参照」「ブロードキャストドメイン」「ホスト名」「一意」「重複」「mail」「逆順」「ドメイン」「コリジョンドメイン」「WIND」「DNSサーバ」「アドレス解決」「hosts」「WINS」「完全修飾ドメイン名」「WINSサーバ」「覚えにくい」「名前解決」「更新」「ネームバインド」
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