最長一致検索(ロンゲストマッチ)
パケットを転送する際に、利用するルート情報を決定するためにルーティング テーブルを検索します。そのときの検索方法が最長一致検索(ロンゲストマッ チ)です。
最長一致検索の基本は、ルーティングテーブルの各ルート情報のサブネットマ
スクまでのビットが一致するかをチェックすることです。パケットの送信先IP
アドレスとルート情報のネットワークアドレスがサブネットマスクまでのビッ
トまで一致すれば、利用可能なルート情報です。一致しなければ、ルート情報
は利用できません。
ルーティングテーブルには、さまざまなサブネットマスクのルート情報が存在
します。そのため、ある送信先IPアドレスに対して利用可能なルート情報が複
数存在することがあります。その場合、一致するビット数が最も多いルート情
報を採用するというのが最長一致検索です。
究極の集約ルートであるデフォルトルートは、サブネットマスクの長さ0ビッ
ト目まで一致するかを見ます。0ビット目まで見るというのは、IPアドレスは
なんでもいいということになります。
デフォルトルートはあらゆる送信先IPアドレスに一致するルート情報であるの
ですが、最長一致検索によりその優先度は最も低くなっています。そのため、
デフォルトルートは「Last Resort(最後の手段)」とも呼ばれています。
デフォルトルートは、インターネットへのルーティングによく活用されていま
す。インターネットへルーティングするためには、インターネット全体のネッ
トワークのルート情報が必要です。ただ、普通のルータにインターネット全体
のルート情報をルーティングテーブルに登録するのはとても大変です。そこで、
インターネット全体のルート情報をひとつのデフォルトルートに集約している
わけです。
インターネット宛てのパケットは、とりあえずデフォルトルートによってISP
のルータに転送します。ISP内のルータは、インターネット全体のネットワー
クのルート情報を把握しているので、あとはISPのルータが目的のネットワー
クにルーティングしてくれるというわけです。










