平成18年 テクニカルエンジニア(ネットワーク) 午後Ⅱ 問1 営業店支援システム 設問6
平成18年 テクニカルエンジニア(ネットワーク) 午後Ⅱ問題
目次
解答
(1) メカニズム-呼制御セッションの切断を検出してRTPセッションを切断する
理由-呼制御セッションが切断されるとRTPセッションが管理できなくなるから
(2)
解説
(1)
まず、転送元、発信元、転送先を具体的な機器に対応づけます。
- 転送元:IVR
- 発信元:VoIP-GW
- 転送先:TEL
A社内では、通話の発信元はVoIP-GWです。通話はまずIVRが応答して、必要ならばIVRから営業員のIP電話機に転送するので、転送元はIVRで転送先はTELです。
問題文の図4を見ると、呼制御セッション自体は転送元(IVR)を中心として確立されています。RTPセッションのみが発信元(VoIP-GW)から転送先(TEL)へと切り替わっています。呼制御セッションは、通話の開始・終了だけでなく、通話中の通信が正常に行うことができるかどうかの管理も行います。そのため、転送元であるIVRのLANケーブルを抜いてしまうと、IVRを経由した呼制御セッションを維持することができなくなってしまいます。
呼制御セッションが切断されるとRTPセッションの管理を行うことができなくなってしまうので、RTPセッションも切断します。
以上より、メカニズムとしては、呼制御セッションの切断を検出してRTPセッションを切断しているものと考えられます。そして、切断する理由は、呼制御セッションが切断されてしまうとRTPセッションの管理を行うことができなくなるため、RTPセッションも切断します。
参考URL
特になし