SoftEtherのススメ その五 仮想LANカードを設定しよう!

仮想LANカードの設定

前回で自分専用のLANを作るために、仮想HUBの設定を行いました。設定といっても、ユーザアカウントを作成するぐらいでしたが・・・次に行うことは、仮想HUBに接続できるように仮想LANカードの設定です。

※仮想HUBの設定
SoftEtherのススメ その四 仮想HUBを設定してみよう

仮想LANカードの設定は、SoftEther接続マネージャーから行うことができます。ここには、すでに実験用匿名仮想HUBへの接続設定がされていますが、加えて、自分専用で立てた仮想HUBへ接続するため設定を行います。
「アカウント」→「新規作成」で、新しいアカウントを作成します。アカウント設定画面は、最初次のように表示されます。

この画面で主に設定する項目は次の2つです。

  • 仮想HUBへの接続の情報
  • 仮想HUB接続のユーザ名、パスワード

接続名には好きな名前をつけられます。名前は必須ではありませんが、付けておいたほうがわかりやすくなるでしょう。

そして、仮想HUBとして動作しているPCのIPアドレスを設定します。仮想HUBへの接続する場合のプロトコルとして4つの選択肢がありますが、普通にTCP/IPで通信できる環境であれば「直接TCP/IP接続」でよいです。ProxyやSOCKS、SSHを経由する必要がある環境であれば、状況に応じて選択してください。
さらに詳細は「接続設定」のボタンを教えて設定します。

ここで仮想HUBとして動作しているPCのIPアドレスとポート番号を入力しましょう。ローカルネットワークであれば、ポート番号7777でも問題ない場合がほとんどですが、インターネット上の仮想HUBへの接続で、ファイアウォールを経由する環境であれば、SSLのTCP443番ポートに変更しておくほうがよいです。
また、7777や443以外のポート番号を使うには、仮想HUBの方で待ち受けのポート番号を変更しておく必要があります。仮想HUBはデフォルトで7777と443のポート番号でSoftEtherの接続を待ち受けています。
もし、仮想HUBと仮想LANカードを併用する場合には、接続先には「localhost」や「127.0.0.1」を指定します。
そして、仮想HUBで作成しているユーザ名とパスワードを指定します。空欄のままだったらユーザ名、パスワード共に「guest」になります。

こうして作成したアカウントは、SoftEther接続マネージャーの最初の画面で次のようにアイコンが表れます。

この例では、仮想HUBのPC自体で設定しているので、わかりやすくLocal Hostというアカウント名をつけています。

仮想HUBへの接続

仮想LANカードのアカウントができれば、仮想HUBへの接続準備は完了です。仮想HUBへの接続は作成したアカウントのアイコンをダブルクリックするか、右クリックして「接続」を選びましょう。
すると、右側のウィンドウ部分に仮想HUBへの接続の様子のログが表示されるようになります。

この仮想HUBへの接続は、現実のLANで考えると、ケーブルをスイッチに接続すると同じことだと考えてください。現実のLANでは、PCのNICとスイッチのポートをケーブルで接続するとLANにつながります。SoftEtherの仮想LANは、仮想HUBへのログインプロセスが仮想LANカードと仮想HUBをケーブル接続しているようなイメージです。

ここでもう1つポイント。実際のLANでは、PCはスイッチの特定のポートに接続します。

「じゃ、仮想HUBではポートは何?」

と疑問に思いますよね?SoftEtherの仮想HUBは現実のスイッチをエミュレートしています。当然、現実のスイッチのポートに対応するものが仮想HUBにもあるわけです。

仮想HUBで、現実のスイッチのポートに相当するものは、セッションIDです。仮想HUBは、ログインしてきた仮想LANカードを識別するために重複しないセッションIDを割り振っています。セッションIDは数字の羅列でわかりにくいのですが、同時にわかりやすくセッション名もつけられています。このセッションID(セッション名)が仮想HUBのポートに当たるもので、セッションIDによって仮想HUBのスイッチとしての機能をエミュレートしています。
仮想HUBでは、セッションIDと仮想LANカードのMACアドレスの対応を作成します。これは、現実のスイッチのMACアドレステーブルに相当します。そして、SoftEtherの仮想LAN上での転送は、このセッションIDとMACアドレスの対応から適切なセッションIDの仮想LANカードへ転送されていきます。現実のスイッチがMACアドレステーブルを参照して、適切なポートだけにフレームを転送する動作と同等です。

※現実のスイッチの動作の仕組みについては、下記のURLを参考にしてくださいね。

スイッチ(MACアドレスの学習)
スイッチ(フィルタリング)

他のPCの仮想LANカードも同様に設定して、仮想HUBへ接続すれば、仮想HUBへ接続したPC同士が自分専用のLANにつながることになります。

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