DCEとDTE

(所属カテゴリー:WAN---投稿日時:2002年8月11日)

DCEとDTEってよく見るけど・・・

WANについて、書籍などをみていくとよく「DCE(Data Circuit terminating Equipment)」「DTE(Data Terminal Equipment)」という言葉を見かけると思います。
初めてこんな言葉を見ると、きっと混乱すると思いますし、「説明を読んでもよくわからない!」という方が多いと思います。ぼくも最初、はっきりいってぜんぜんわかりませんでした。いろんな書籍を読むうちになんとなくイメージがつかめてきた感じです。
今回は、DCEとDTEという言葉について、みなさんにおおまかなイメージをつかんでいただきたいです。

DCEとは

まずは、DCEについて。
WANについてもう一度確認しましょう。WANというのは電気通信事業者(キャリア)が持っているネットワーク上で提供されるサービスを利用することによって、遠隔の拠点との通信が出来るようにしています。 ですから、キャリアのネットワークに接続しないことにははじまらないわけです。ちなみに、キャリアのネットワークのことをよく「網(もう)」と表現しています。このキャリアのネットワークに接続するために必要な装置がDCEです。

ただ、一口にキャリアのネットワーク(網)といっても種類はたくさんありますね。電話網、ISDN網、フレームリレー網、ATM網などなど・・・これらを大別するとアナログ網とデジタル網に分けることが出来ます。

アナログ網に接続するためにDCEとして、「モデム」を利用します。
デジタル網に接続するためにDCEとして、「DSU」を利用します。


DSUというと、ISDNを思い出すのですが、DSUを利用するのはISDNだけではないです。ぼくは最初ISDNに接続するための機器がDSUと思っていたのですが、これは正しくないです。ISDNをはじめとするデジタル網に接続するための機器がDSUですね。あとたまに、CSUという言葉を見かけることもありますが、DSUについてだけ知っていれば大丈夫だと思います。

以上のように、接続する網がアナログかデジタルかによって、必要となるDCEの種類が異なるわけですね。

DTEとは

そして、次にDTEです。
DTEは、DCEを通じて網に接続して、実際に通信を行う機器のことを指しています。ですから、DTEの例としては通常のコンピュータやルータなどが当てはまります。

DTEが出したデータをDCEが接続している網の信号に合うように変換して送り出しています。DCEが送りだした信号は、網を構成する交換機で目的地まで転送されていき、DCEでDTEが認識できる信号に変換してデータを送り届けることになります。
大まかなデータの流れは次のようになっています。

DTE→DCE→キャリアの網→DCE→DTE

DTEとDCEの接続の様子

WANのネットワーク(網)は、キャリアが責任を持って管理する範囲だということも以前にお話しています。じゃ、具体的にWANを利用しているときに、キャリアの責任とユーザの責任はどこで区切られるのでしょうか?

その区切りのことを「分界点」と呼んでいます。分界点の位置は、WANのサービスによってさまざまなのですが、DCEをキャリアからレンタルしている場合には、DCEよりも向こう側がキャリアの責任範囲です。DCEを自分で設置している場合は、建物まで引き込まれているポイントより向こう側がキャリアの責任範囲となります。

以下の図は、DCEとDTEの接続をモデル化したものです。

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