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プロトコルの集まり=ネットワークアーキテクチャ
私たちが会話するときに日本語や英語といった言語を利用します。PCなどの通信では、ネットワークアーキテクチャを利用します。つまり、会話における言語に相当するのがネットワークアーキテクチャです。
言語には、文字の表記、発音、文法などのいろんなルールがあります。ネットワークアーキテクチャでも同様です。通信相手の指定方法、つまり、アドレスやデータのフォーマット、通信の手順、エラーの検出やエラー時の動作などのさまざまなルールが必要です。通信におけるルールを「プロトコル」と呼びます。そして、プロトコルの集まりが「ネットワークアーキテクチャ」です。
ネットワークアーキテクチャの種類
言語に日本語、英語をはじめとしていろんな種類があるように、ネットワークアーキテクチャにもいろんな種類があります。ネットワークアーキテクチャの例として、以下のものがあります。
- TCP/IP
- OSI
- Microsoft NETBEUI
- Novell IPX/SPX
- Apple AppleTalk
- IBM SNA
会話をするためには、お互いに同じ言語でないといけません。コンピュータ同士の通信でも同様です。同じネットワークアーキテクチャを利用する必要があります。今や、PCなどをネットワークにつないでいるのが当たり前ですが、昔はそうではありません。昔のOSにはネットワークアーキテクチャが組み込まれていなかったので、ネットワークを利用するために、上記のようなネットワークアーキテクチャを別途追加でインストールする必要がありました。
現在は、Windows、iOS、Linux、AndroidなどのOSには標準でTCP/IPのネットワークアーキテクチャを組み込まれていて、TCP/IPに基づいてさまざまな通信を行っています。TCP/IPはいわば「ネットワークの共通言語」となっています。