GNS3アプライアンスとは

GNS3アプライアンスとは、事前定義されたデバイスのテンプレートです。通常、GNS3上でCisco IOSルータやその他のデバイスをエミュレートするには、まず、テンプレートを作成しなければいけません。アプライアンスファイル(.gns3a)をインポートすることで、エミュレートしたいデバイスのテンプレートを簡単に作成できます。

GNS3 Webサイトのマーケットプレイスで、検証済みのアプライアンスファイルをダウンロードできます。

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「マーケットプレイスにあるアプライアンスを何でも使えちゃうの?」と思ってしまうのですが、そんなに甘くはありません。必要なイメージファイルは別途用意しなければいけません。Ubuntuなどのオープンソースのソフトウェアであれば、アプライアンスをインポート時にダウンロードできます。でも、フリーではないCisco IOSなどはあらかじめイメージファイルを用意しておかなくてはいけません。

GNS3アプライアンスのインポート手順

GNS3アプライアンスをインポートしてテンプレートを作成する手順は、以下の通りです。

  1. アプライアンスファイル(.gns3a)をダウンロードする
  2. GNS3にアプライアンスファイルをインポートする

以降で手軽なWebブラウザのクライアントとなるFirefoxのアプライアンスを例として、アプライアンスファイルをインポートしてテンプレート登録します。

アプライアンスファイル(.gns3a)をダウンロードする

GNS3 WebサイトのマーケットプレイスからFirefoxアプライアンスファイルをダウンロードします。

このアプライアンスはGNS3 VM上のQemuでエミュレートするTiny Core LinuxにFirefoxがインストールされています。

GNS3にアプライアンスファイルをインポートする

GNS3の[File]→[Import appliance]からインポートしたいアプライアンスファイルを指定します。

そして、画面の指示にしたがってアプライアンスファイルに定義されているテンプレートを作成します。基本的には、デフォルトで選択されているオプションを指定して[Next]で進めていけばOKです。

アプライアンスのインポートが完了したら、アプライアンスファイルに定義されているテンプレートが作成されています。[Edit]→[Preferences]→[Qemu VMs]を見ると、Firefoxのテンプレートが作成されています。

無事にテンプレートを作成できたら、あとは、ワークスペースに配置してFirefoxのWebブラウザを利用できます。以下は、FirefoxのクライアントをホストOSのネットワークにブリッジして、インターネットに接続している様子です。

GNS3アプライアンスは、GNS3でエミュレートするデバイスの事前定義されたテンプレート情報です。アプライアンスをインポートすることで、簡単にテンプレートを作成できます。