GNS3のインストール手順

GNS3のインストールの手順は以下の通りです。

  1. インストーラをダウンロード
  2. インストーラを実行

GNS3のインストールは、ごく一般的なアプリケーションと同じように、インストーラを実行して進めていくだけです。特にデフォルトの状態から変更をする必要はなく、[OK]や[Next]、[Agree]といったボタンをクリックしていくだけです。

GNS3のインストーラのダウンロード

GNS3のインストーラは、公式サイトよりダウンロードできます。

ダウンロードするにあたって、アカウントを作成する必要があります。

GNS3インストール時のスクリーンショット

GNS3のインストーラを実行して、GNS3をインストールするときには関連するアプリケーションも一緒にインストールされます。

  • Npcap
  • Wireshark
  • Solar-Putty

以下、GNS3v2.2.5のインストーラを実行した際のスクリーンショットです。GNS3のバージョンが異なっても基本的な流れは同じです。

インストールが完了すると、自動的にGNS3が起動して、以下のようなSetup wizardが表示されるようになります。

GNS3をインストールしたあとは・・・

GNS3をインストールしたら、Ciscoルータなどを利用した検証環境を作成します。そのための流れは次のようになります。

利用するする機器のテンプレートを作成
GNS3上で利用したい機器のテンプレートを作成します。Ciscoルータだけではなく、LinuxやWindowsなどの仮想マシンやDockerコンテナを利用することもできます。
検証環境(GNS3プロジェクト)を作成
GNS3プロジェクトを作成します。GNS3プロジェクトでは、作成したテンプレートから機器をワークスペースに配置して検証環境を作成します。

利用するする機器のテンプレートを作成

GNS3をインストールしただけではCiscoルータを利用できません。GNS3をインストールしたあと、Ciscoルータの検証環境を作成するためにはトポロジに追加するルータのテンプレートを登録します。

エミュレートするCiscoルータを動作させるGNS3サーバを実行する方法として、主に以下の2つあります。

  • ローカルプロセスとしてGNS3サーバを実行する
  • Virtual Machine上でGNS3サーバを実行する

単にCiscoルータをエミュレートするだけなら、ローカルプロセスでGNS3サーバを実行するほうが手軽です。もし、CiscoルータだけでなくWindows/Linuxやその他さまざまなアプライアンスと組み合わせて、GNS3上で総合的なシステムを検証したいならVirtual Machine上でGNS3サーバを実行してください。その際、VMwareやVirtual Boxと連携させる必要があります。

また、GNS3でCiscoルータをエミュレートするためには、Cisco IOSイメージファイルを入手する必要があります。

関連記事

ローカルプロセスとしてGNS3サーバを実行する場合のルータのテンプレート登録は、以下の記事をご覧ください。

Virtual Machine上でGNS3サーバを実行する場合のルータのテンプレート登録は、以下の記事をご覧ください。

実機ルータからIOSイメージファイルをダウンロードする方法について、以下の記事をご覧ください。

また、Linuxサーバの仮想マシンやDockerコンテナもGNS3上で利用するためには、以下の記事を参考にしてください。

検証環境(GNS3プロジェクト)を作成

GNS3上で利用したい機器のテンプレートを作成したら、GNS3プロジェクトを作成します。 GNS3プロジェクトでは、作成したテンプレートから機器をワークスペースに配置して検証環境を作成します。

動画解説

プレーンなWindows10環境にGNS3 v2.2.5をインストールする様子を動画で解説しています。

GNS3の使い方