CLIモード
IOSのCLIには次の表にあげるようなさまざまなモードが存在します。また、各 モードの移り変わりを図にまとめています。
※各モードの名称は書籍などによって微妙に異なることがあります
※表にあげた以外のCLIモードも存在します
まずは、各モードの名称とそのモードにいるという印であるプロンプトと各モ
ードの特徴をしっかりと押さえてください。
ユーザEXECモードはルータにコンソールケーブルやTELNETなどでルータにログ
インしたときの最初のモードです。ユーザEXECモードではプロンプトが「>」
になっています。ユーザEXECモードでは、pingなどの限られたコマンドしか実
行することができません。また、ルータの設定(running-config、startup-config)
を見ることもできません。インタフェースの状態などの限られた情報しかみる
ことができなくなっています。ユーザEXECモードからenableコマンドを入力す
ると、特権EXEモードに移ることができます。通常は特権EXEモードに移るため
にはパスワードの入力が必要です。
特権EXEモードはrunning-config、startup-configをはじめとするルータのあ
らゆる情報を見ることができます。pingだけでなくネットワークの状態を確認
するためのさまざまなコマンドを実行することができる管理用のモードです。
特権EXEモードではプロンプトが「#」となります。
しかし、特権EXEモードでもルータの設定を行うことはできません。ルータの
設定を行うためには特権EXEモードからさらに一番基礎となるグローバルコン
フィグレーションモードやその他のさまざまなコンフィグレーションモードに
移らなくてはいけません。グローバルコンフィグレーションモードに移るには、
特権EXEモードからconfigure terminalコマンドを入力します。
グローバルコンフィグレーションモードでは、ルータのホスト名やパスワード
などのルータ全体にかかわる設定を行うことができます。たとえば、ルータの
ホスト名を「Gene」に設定したい場合は、次のようにコマンドを入力します。
ログ グローバルコンフィグレーションモード
Router#configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. Router(config)#
プロンプトが「(config)#」となり、グローバルコンフィグレーションモード に移ったことがわかります。
また、ルータにはイーサネットをはじめとするさまざまな種類のインタフェー スがあります。それらインタフェースごとにIPアドレスなどを設定するために インタフェースコンフィグレーションモードがあります。たとえば、ルータの Fastethernet0/0のインタフェースを設定したい場合は、次のようにしてイン タフェースコンフィグレーションモードに移ります。
ログ インタフェースコンフィグレーションモード
Gene(config)#interface FastEthernet 0/0 Gene(config-if)#
インタフェースコンフィグレーションモードに入ると「(config-if)#」という プロンプトに変わります。このインタフェースでIPアドレスを設定するには、 次のように設定したいIPアドレスとサブネットマスクを入力します。
ログ IPアドレスの設定コマンド
Gene(config-if)#ip address [ip-address] [subnetmask]
また、初期状態ではルータのインタフェースはすべてshutdownコマンドが入力 されている状態で利用できません。インタフェースを有効化するために、no shutdown コマンドが必要です。
ログ インタフェースの有効化
Gene(config-if)#no shutdown
以上のようにさまざまなモードがあるわけですが、単にテスト対策としてだけ でなく実際にルータを設定する場合に気をつけなければいけないことがありま す。それは、モードによって入力できるコマンドが異なるということです。た とえば、特権EXEモードでルータの現在の設定を見るために次のコマンドを入 力します。
ログ 特権EXECモードでのshow running-config
Gene#show running-config Building configuration... Current configuration : 534 bytes ! version 12.1 service timestamps debug uptime service timestamps log uptime no service password-encryption ! hostname Gene ~以下、省略~
しかし、同じコマンドをグローバルコンフィグレーションモードで入力するこ とはできずに次のようなエラーが出ます。
ログ グローバルコンフィグレーションモードでのshow running-config
Gene(config)#show running-config
^
% Invalid input detected at '^' marker.
Gene(config)#
このエラーは「^」の部分が間違っているという意味です。グローバルコンフ ィグレーションモードには「sh」で始まるコマンドが存在しないので、このよ うなエラーメッセージが表示されています。
試験の勉強をするときに、コマンドをいろいろ覚えていくことがあります。そ の際にどのモードで入力するコマンドなのかということもしっかりと押さえて おくようにしてください。
また、コマンド入力時のエラーメッセージは他にも下記の表のようなものがあ ります。
※このコンテンツは、6/19にリリースしたCCNAテキストの一部です。CCNAテキストは、ボリューム900ページ以上!徹底的に詳細な解説でCCNA合格だけでなく、ネットワーク技術の大幅なスキル アップに最適です!!








