terminal lengthとは

terminal lengthとは、コマンド出力の表示行数です。show running-configコマンドなど長い表示結果になるとき、terminal lengthの行数でいったん中断します。そのとき、「–More–」と表示されます。「–More–」で表示が中断しているときに、コマンドの出力結果を続けるには、以下のキーボード操作を行います。

  • スペース:terminal length分の表示を続ける
  • エンター:1行分の表示を続ける
  • 上記以外のキー:表示を中止する
図 terminal length
図 terminal length

terminal lengthの設定

terminal lengthを変更するには、特権EXECモードで次のコマンドを入力します。

terminal lengthの設定#terminal length <length>

<length> : 行数

terminal lengthのデフォルトは24です。terminal lengthを0にすると、コマンド出力の表示を中断しません。最後まで一気に表示できます。ログを取得するときなど、terminal length 0の設定を行うことが多いです。

なお、terminal lengthの設定は、現在のセッションのみで有効です。いったんログアウトすると、デフォルトの24に戻ります。毎回、terminal lengthの設定を行う代わりに、コマンドの出力結果の表示行数をライン上で設定することもできます。

ライン上での表示行数の設定(config)#line {con 0 | aux 0 | vty 0 4}
(config-line)#length <length>

<length> : 行数

ライン上で表示行数を設定すれば、ログアウトしたり再起動したりしても表示行数の設定を保持できます。

再起動するときには、もちろんcopy running-config startup-configで設定を保存してください。

まとめ

ポイント

  • terminal lengthとは、コマンドの出力結果の表示行数で、デフォルトは24です。
  • 長い出力結果になるコマンドは、terminal lengthの行数でいったん表示が中断されます。
  • terminal lengthの設定は、特権EXECモードで以下のコマンドを入力します。
    • #terminal length <length>
  • terminal length 0とすることで、表示を中断せずに最後まで一気に表示します。

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