Ciscoデバイスの管理 Telnetによるリモート管理 その1

(所属カテゴリー:シスコ---投稿日時:2006年9月10日)

Telnetによるリモート管理

コンソール接続でCiscoルータやCatalystスイッチを管理できますが、そのた めには管理したい機器と直接コンソールケーブルで接続する必要があります。 コンソール接続では、離れた場所にある機器を管理するには効率がよくありま せん。

離れた場所にある機器を管理するために便利なのがTelnetです。Telnetを利用 すると、IPネットワークを通じて離れた場所に存在するデバイスを管理するこ とができます。

Telnetアクセスを受け付けるには

CiscoルータおよびCatalystスイッチでリモートからのTelnetを受け入れるに は、あらかじめVTYの設定をしておく必要があります。グローバルコンフィグ レーションモードで次のコマンドを入力します。

(config)#line vty 0 4
(config-line)#login
(config-line)#password [password]

この設定をしていないと、ルータは次のように表示してTelnetアクセスを拒否 します。

ログ Telnetの拒否

Password required, but none set

リモートからTelnetしてデバイスにログインすると、VTYラインにログインす ることになります。VTYラインは、Telnetアクセスを受け付ける仮想的なイン タフェースのことでライン番号は、デフォルトで0~4の5つです。現在のIOSで は、さらに拡張してより多くのVTYラインを扱うことができます。1つのデバイ スで複数のTelnetアクセスを受け付けることができ、その際のVTYライン番号 の割り当ては、Telnetを受けた時点で空いているVTYライン番号を使います。 パスワードを設定しているラインと設定していないラインが混在すると、セキ ュリティ上好ましくないので基本的にすべてのVTYラインに対してきちんとパ スワードを設定してください。

また、Telnetアクセスされたデバイスでイネーブルパスワードを設定していな いと、特権EXECモードに移行できなくなるので、enable secretコマンドもし くはenable passwordコマンドでパスワードの設定も行う必要があります。

Ciscoルータ、CatalystスイッチからTelnetを実行

CiscoルータおよびCatalystスイッチはTelnetアクセスを受けるだけでなく、 自らTelnetをして他のデバイスにログインすることもできます。他のデバイス にTelnetするには、ユーザEXECモードあるいは特権EXECモードで次のコマンド を入力します。

#telnet [ip-address|host]

このコマンドにより指定したIPアドレスまたはホスト名に対してTelnetを行い ます。ホスト名を利用するときにはip hostコマンドやDNSを設定して名前解決 ができることが前提です。
なお、Telnetするには「telnet」というコマンド自体を省略することができま す。つまり、IPアドレスやホスト名を入力して[Enter]キーを押すと、指定さ れたIPアドレスまたはホスト名に対してTelnetを行います。

ここで、注意したいことがあります。間違ったコマンドを入力すると、そのコ マンドをホスト名として解釈し、Telnetするために名前解決を行おうとするこ とです。

ログ コマンド入力のミスによる名前解決の様子

Router#aaa  
Translating "aaa"...domain server (255.255.255.255)
 (255.255.255.255)
Translating "aaa"...domain server (255.255.255.255)
% Unknown command or computer name, or unable to find computer address

「aaa」という間違ったコマンドを入力すると、Ciscoデバイスは「ホスト名 「aaa」に対するTelnetをしなさい」と解釈して、「aaa」の名前解決を行うた めにデフォルトではブロードキャストでDNSサーバを探します。この動作で設 定作業が中断されてしまます。これを防ぐためには、グローバルコンフィグレ ーションモードで次のコマンドを入力します。

(config)#no ip domain-lookup

no ip domain-lookupを設定した様子が次のログです。

ログ no ip domain-lookup

Router#configure terminal 
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z. 
Router(config)#no ip domain-lookup    
Router(config)#end     
Router#aaa                                           
Translating "aaa"
                                            
Translating "aaa"
% Unknown command or computer name, or unable to find computer address

間違ったコマンドを入力しても、DNSサーバを探しに行かず、タイムロスがな くなります。設定作業中は、no ip domain-lookupを入れておくことをオスス メします。


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