Cisco2600シリーズなどの代表的なCiscoルータの特権EXECパスワードを忘れてしまったとき、次のような手順でパスワード以外のコンフィグレーションを保持したまま、新しいパスワードに変更することができます。
Step1.コンソールポートへ接続する
ルータのコンソールポートへ接続します。
Step2.ルータをハードブートする
ルータの電源を切り、再度電源を入れます。
Step3.ルータ起動途中にブレーク信号を送信しROMモニターで起動する
Tera
TermやWidonws付属のハイパーターミナルなどのターミナルソフトウェアからブレーク信号を送信しブーとプロセスを中断させてROMモニターで起動します。
Step4.コンフィグレーションレジスタを0x2142に変更する
ROMモニターからコンフィグレーションレジスタを0x2142に変更します。これにより、ルータ起動時にstartup-configのロードを行わずに初期状態で起動させることができます。
コンフィグレーションレジスタの変更は、次のコマンドを入力します。
rommon1>confreg 0x2142
Step5.ROMモニターからIOSのブートを実行する
resetコマンドまたはbootコマンドにより、IOSのブートを実行します。
Step6.ユーザEXECモードから特権EXECモードへ移行する
ルータは初期状態で起動するので、パスワードを入力せずにユーザEXECモードから特権EXECモードに移行することができます。
Router>enable
Router#
Step7.startup-configをrunning-configにコピーする
設定はstartup-configに保存されています。その内容をcopy startup-config running-configコマンドでrunning-configにコピーします。
ここでユーザEXECモードに戻ってしまうと、パスワードがわからないままなので注意してください。
Step8.適切なパスワードを設定する
新しいパスワードを設定します。
(config)#enable secret [password]
Step9.コンフィグレーションレジスタを0x2102に変更する
コンフィグレーションレジスタを元の0x2102に戻します。戻さないでいると、ルータを再起動したときに再び初期状態で起動してしまいます。コンフィグレーションレジスタの変更は、グローバルコンフィグレーションモードで次のコマンドを入力します。
(config)#config-register 0x2102
以上のような手順で、わからなくなってしまったパスワードを新しいパスワードに変更することができます。Step8とStep9の順番はどちらが先でもかまいません。
※後日、サンプル画面もつけてアップする予定です。