シスコルータのキホンその1
| IOS(Internetwork Operating System) まず、IOS(Internetwork Operating System)とは何でしょう?IOSという言葉はシスコ関連の書籍やWEBページなどでよく見かけると思います。 IOSとは、Operating SystemとあるようにシスコルータのOSです。IOSによってさまざまなルータの設定を行い、その設定に基づいて実際にルーティングなどの機能を制御しています。いわば、IOSはシスコルータの要です。 シスコが提唱しているIOSのメリットはたくさんあるのですが、なかでもすべてのシスコルータで共通の操作性を実現している点が特徴的です。シスコルータには本当にたくさんの種類があります。家庭や企業の小規模拠点で使われるCisco800シリーズなどの小型のルータからインターネットサービスプロバイダやインターネットデータセンターで使われるCisco12000シリーズのような巨大な(2メートルぐらいの高さがある!) ルータまで。 もちろん、これらルータの種類によって提供されている機能は違うのですが、すべてIOSで動作しています。つまり、同じコマンドでどんな種類のルータでも設定を行うことが可能です。いまは小型ルータを使っていても、その小型ルータで覚えたコマンドは上位の機種でも同じように使うことができます。将来の拡張などを考えると、すべてのルータで共通の操作性という点は非常に大事なことです。 |
| シスコルータの内部構造 次に、シスコルータの内部構造について見ていきましょう。シスコルータは主に「ROM」「フラッシュメモリ」「NVRAM」「RAM」「インタフェース」の要素から構成されます。 「ROM」の中にはルータの起動や保守を行うためのプログラムが格納されています。パソコンでいうとBIOSに当たる部分です。IOSを読み込むためのブートストラップコード、起動時にハードウェアのチェックを行うためのPower On Self Test(POST)コード、IOSが損傷した場合に起動するROMモニタやミニIOSなどがあります。ROMモニタやミニIOSはWindowsでいうとSafeモードで起動するようなイメージです。あまりお世話になりたくないものです・・・ 「フラッシュメモリ」にはIOSが格納されています。ルータ起動時にROMの中のブートストラップコードがフラッシュメモリ上のIOSを読み込みます。 「NVRAM」は、電源を切っても内容が消えないメモリです。この中にはstartup-configと呼ばれる設定ファイルが格納されています。startup-configはルータの起動時の設定です。 「RAM」はいわゆるメモリです。RAM上にはrunning-configが格納されています。running-configとは、ルータの現在稼動中の設定です。 「インタフェース」は、ネットワークへ接続するための接続口で、どのようなネットワークに接続するかによってさまざまな種類があります。おなじみのイーサネットやシリアルインタフェース、ATMインタフェースなどがあります。 これらをまとめたものが次の表です。ルータの内部構造がどのようになっているのかということは、とても重要なのでしっかりと押さえておいてください。CCNAには必須の知識となります。 表 ルータ内部要素のまとめ
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