シスコルータのキホンその5
| CLIのさまざまなモード シスコルータのCLIには次にあげるようなさまざまなモードが存在します。ルータの設定を行うためには、各モードでどういうことを行うことができるのかをきちんと把握しなくてはいけません。 まずは、各モードの名称とそのモードにいるという印であるプロンプトと各モードの特徴をしっかりと押さえてください。
ユーザモードと特権モードについてもう少し詳しく・・・ ユーザモードと特権モードはそれぞれEXECレベルというものが割り当てられています。ユーザモードのEXECレベルは0、特権モードが15です。 必要に応じて、0と15以外のEXECレベルも決めることができます。EXECレベルごとに実行できるコマンドをきめてあげることができます。これをうまくつかうと、ユーザごとに実行できるコマンドを制限するといった制御を行うことができます。 |
| CLIのモードの移り変わり CLIのモードはどのように移り変わっていくのでしょう? まず、モードの移り変わりを示したのが次の図です。 ![]() さて、具体的にユーザモードからどのように各モードに移行していくのかを見ていきます。 ユーザモードはルータにコンソールケーブルやTELNETなどでルータにログインしたときの一番最初のモードです。ユーザモードではプロンプトが”>”になっています。ユーザモードでは、pingなどの限られたコマンドしか実行することができません。また、ルータの設定(running-config、startup-config)を見ることもできません。インタフェースの状態などの限られた情報しかみることができなくなっています。 ユーザモードからenableというコマンドを入力すると、特権モードに移ることができます。通常は特権モードに移るためにはパスワードの入力が必要です。特権モードはルータの稼動中の設定であるrunning-config、起動時の設定であるstartup-configをはじめとするルータのあらゆる情報を見ることができます。 pingだけでなくネットワークの状態を確認するためのさまざまなコマンドを実行することができる管理用のモードです。特権モードではプロンプトが”#”となります。 しかし、特権モードでもルータの設定を行うことはできません。ルータの設定を行うためには特権モードからさらに一番基礎となるグローバルコンフィグモードやその他のさまざまなコンフィグモードに移らなくてはいけません。グローバルコンフィグモードに移るには、特権モードからconfigure terminalというコマンドを入力します。 グローバルコンフィグモードでは、ルータのホスト名やパスワードなどのルータ全体にかかわる設定を行うことができます。たとえば、ルータのホスト名を”Gene”に設定したい場合は、次のようにコマンドを入力します。
プロンプトが” (config)#”となり、グローバルコンフィグモードに移ったことがわかります。そして、hostnameコマンドによってルータの名前を設定することができました。 また、ルータにはイーサネットをはじめとするさまざまな種類のインタフェースがあります。それらインタフェースごとにIPアドレスなどを設定するためにインタフェースコンフィグモードがあります。たとえば、ルータのFastethernet0/0のインタフェースを設定したい場合は、次のようにしてインタフェースコンフィグモードに移ります。
インタフェースコンフィグモードに入ると”(config-if)#”というプロンプトに変わります。このインタフェースでIPアドレスを設定するには、
のように設定したいIPアドレスとサブネットマスクを入力します。 以上のようにさまざまなモードがあるわけですが、単にテスト対策としてだけでなく実際にルータを設定する場合に気をつけなければいけないことがあります。それは、モードによって入力できるコマンドが異なるということです。たとえば、特権モードでルータの現在の設定を見るために次のコマンドを入力します。
しかし、同じコマンドをグローバルコンフィグモードで入力することはできずに次のようなエラーが出ます。
試験の勉強をするときに、コマンドをいろいろ覚えていくことがあると思います。その際にどのモードで入力するコマンドなのかということもしっかりと押さえておくようにしてください。 |
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