BGPベストパス選定アルゴリズム




BGPベストパス選定アルゴリズム


BGPは複数のピアから同じネットワークに対するルート情報を受け取ることがあります。
同じネットワークに対する複数のルートがある場合には、BGPはベストパス選定のプロセスによって、
最もよいルートをルーティングテーブルに載せます

BGPベストパス選定のプロセスは、次のようになります。

・NEXT_HOPアトリビュートのIPアドレスに到達可能(大前提)
・WEIGHTアトリビュート(Cisco独自)が最大のルートを優先
・LOCAL_PREFアトリビュートが最大のルートを優先
・ローカルルータが発生元であるルートを優先
・AS_PATHアトリビュートが最も短いルートを優先
・ORIGINアトリビュートが最小のルートを優先(IGP<EGP<Incomplete)
・MEDアトリビュートが最小のルートを優先
・IBGPピアから学習した経路よりもEBGPピアから学習したルートを優先
・NEXT_HOPへ最短で到達できるルートを優先
・ルートがEBGPピアから学習したもののとき、学習してから最も時間がたっているルートを優先
・BGPピアのルータIDが最も小さいルートを優先



このようなプロセスで選択した
ベストパスをルーティングテーブルに挿入し、また他のBGPピアにアドバタイズできるようになります。



BGPベストパス選定例

具体的なBGPベストパスの選定例を考えてきましょう。

下記のようなBGPテーブルがあったとき、10.1.1.0/24のベストパスはどれになるでしょう?


(図 show ip bgp サンプル1)


※ベストパスの「>」は消しています。

このBGPテーブルでは、WEIGHTやLOCAL_PREFアトリビュートは変更されていません。
AS-PATHアトリビュートを見ると、「172.30.11.1」がネクストホップとなるルートが最も少ないAS-PATHなので、ベストパスです。


もう一つ考えましょう。



(図 show ip bgp サンプル2)

※ベストパスの「>」は消しています。

このBGPテーブルで10.97.97.0/24のベストパスのネクストホップはどれですか。

このBGPテーブルには、10.97.97.0/24に対して2つのルートがあります。このルートのWEIGHTアトリビュートはどちらも0です。
LOCAL_PREFアトリビュートを見ると、10.0.0.11がネクストホップのルートが150なので、ベストパスです。



この2つの例は単純ですけど、たいていBGPテーブルでのベストパスの選定はこんなもんです。あんまりわかりにくいベストパスの選定になってしまうのは好ましくないですね。LOCAL_PREFやらAS-PATH、MEDで決定するのがほとんどです。

ただ、CCIEラボ試験では難しい条件でベストパスを決めるようにしなければいけないことがあるので、ベストパス選定アルゴリズムはしっかりと覚えておきましょう。
ラボ試験中にドキュメンテーションCDでベストパス選定アルゴリズムを調べているようだと、まず合格は無理ですから。









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