IPマルチキャスト PIM-SM その4

(所属カテゴリー:マルチキャスト---投稿日時:2007年6月24日)

PIM-SMの設定

PIM-SMの動作はPIM-DMに比べると、とても複雑です。しかし、PIM-DMと同じよ うにPIM-SMの設定はシンプルです。PIM-SMの設定は次の3つの設定を行います。

  • ルータでマルチキャストルーティングを有効化
    Router(config)#ip multicast-routing
  • マルチキャストパケットの経路上のインタフェースでPIM-SMを有効化
    Router(config-if)#ip pim {sparse-mode|sparse-dense-mode} sparse-dense-modeについては、後述します
    IGMPv2も自動的に有効化されます
  • RPのアドレスを指定する
    Router(config)#ip pim rp-address []
    ACLによって、どのマルチキャストグループのRPであるかを指定できます
    すべてのマルチキャストルータで共通の設定を行います
    上記の設定はスタティックのRP設定です。Auto RPやBSRでダイナミックにRP アドレスを設定することもできます。Auto RP、BSRの概要は後述します

次の図はPIM-SMの設定例です。

Sparse-Denseモード

PIMの動作モードにSparse-Denseモードがあります。SparseモードとDenseモー ドのハイブリッドの動作モードです。
PIM-SMではRPがとても重要な役割を果たします。RPがディストリビューション ツリーの中心となり、マルチキャストパケットをルーティングする中心です。
マルチキャストグループに対するRPのアドレスがわからないとSparseモードで はマルチキャストのルーティングを行うことができなくなってしまいます。
そこで、Sparse-Denseモードの設定を行うと、RPを認識しているマルチキャス トグループのパケットはSparseモードによってルーティングします。RPを認識 していないマルチキャストグループのパケットであれば、Denseモードでルー ティングします。

次の図は、Sparse-Denseモードの動作の例です。SRV1は239.1.1.1と239.2.2.2 のマルチキャストパケットを送信しています。ファーストホップルータである R1はSparse-Denseモードの設定がされています。239.1.1.1のRPのアドレスは 認識していますが、239.2.2.2のRPのアドレスを認識していません。

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