ip multicast rate-limitコマンド

ip multicast rate-limitコマンドによって、特定のソースの特定のマルチキャストグループのパケットが利用できるインタフェース帯域の上限を決めることができます。ip multicast rate-limitコマンドのフォーマットは、以下のようになります。

ip multicast rate-limitコマンドのフォーマット

Router(config-if)#ip multicast rate-limit {in | out} [group-list <ACL1>] [source-list <ACL2>] <kbps>

<ACL1>:マルチキャストグループを指定する標準アクセスリスト
<ACL2>:マルチキャストソースを指定する標準アクセスリスト
<kbps>:レート制限の上限

※video|whiteboardのオプションは、SAP(Session Advertisement Protocol)で学習したビデオやホワイトボードアプリケーションのUDPポートに基づいてレート制限を行います。

ip multicast rate-limitコマンドの設定例

ルータのFa0/0から送信するマルチキャストパケットのうち、192.168.1.0/24のネットワーク上のソースから送信される239.0.0.0/8のマルチキャストパケットを64kbpsでレート制限する設定例は次のようになります。

マルチキャストレート制限の設定例

interface fastethernet 0/0
 ip multicast rate-limit out group-list 1 source-list 2 64
!
access-list 1 permit 239.0.0.0 0.255.255.255
access-list 2 permit 192.168.1.0 0.0.0.255

MQC(Modular QoS CLI)でのマルチキャストパケットのレート制限

MQCを用いてマルチキャストパケットのレート制限を行うことも可能です。たとえば、同じ条件でMQCを用いたマルチキャストパケットのレート制限についての設定例は次のようになります。

マルチキャストレート制限の設定例(MQC)

class-map match-all MCAST
 match ip address 100
!
policy-map MCAST-POLICE 
 class MCAST
  police 64
!
interface fastethernet 0/0
 service-policy output MCAST-POLICE
!
access-list 100 permit ip 192.168.1.0 0.0.0.255 239.0.0.0 0.255.255.255

関連記事

IPマルチキャストの仕組み