バーチャルリンクとはOSPFバーチャルリンクは、エリアは必ずバックボーンエリアに隣接しなければいけないという制限を緩和するためのバーチャルなリンクです。バーチャルリンクの用途は、バックボーンエリアと物理的に離れた拠点で、OSPFのエリアを分けなければいけないとか、OSPFを利用していた会社が合併して、バックボーンエリアの再設計を行いたくないときなどです。 バーチャルリンクを介して、仮想的にバックボーンエリアに隣接することになります。 |
バーチャルリンクの設定バーチャルリンクの設定は、2つのABR(Area Border Router)間で行います。このとき指定しなければいけないことは、 ・トランジットエリアのエリア番号 ・お互いのルータID です。 バックボーンエリアと目的のエリアの橋渡しをするエリアをトランジットエリアと呼びます。スタブエリア(トータリースタブ、NSSAも含めて)はトランジットエリアにすることができません。 そして、お互いのループバックや物理インタフェースのアドレスではなく、ルータIDを指定します。この点を間違えてしまうとバーチャルリンクを張ることができなくなるので気をつけてください。 たとえば、次の図のようなネットワークでR1、R2の設定は下記のとおりです。 ![]() (図 バーチャルリンクの設定) R1(config)#router ospf 1 R1(config-router)#area 1 virtual-link 2.2.2.2 R2(config)#router ospf 1 R2(config-router)#area 1 virtual-link 1.1.1.1 なお、バックボーンエリア(エリア0)に含まれているルータをバックボーンルータといいますが、バーチャルリンクを設定しているルータもバックボーンルータとなります。 つまり、上の図ではR1だけでなくR2もバックボーンルータです。 |
バーチャルリンクの確認バーチャルリンクを確認するには、次のコマンドを入力します。#show ip ospf virtual-links コマンド出力のサンプルは以下のとおりです。 RouterB#sh ip ospf virtual-links Virtual Link OSPF_VL0 to router 192.168.0.4 is up Run as demand circuit DoNotAge LSA allowed. Transit area 2, via interface FastEthernet0/0, Cost of using 1 Transmit Delay is 1 sec, State POINT_TO_POINT, Timer intervals configured, Hello 10, Dead 40, Wait 40, Retransmit 5 Hello due in 00:00:02 Adjacency State FULL (Hello suppressed) Index 2/3, retransmission queue length 0, number of retransmission 1 First 0x0(0)/0x0(0) Next 0x0(0)/0x0(0) Last retransmission scan length is 1, maximum is 1 Last retransmission scan time is 0 msec, maximum is 0 msec この出力の中で注目しなければいけないところは、 Adjacency State FULL (Hello suppressed) です。 「Ajacency State」が「FULL」になっていなければバーチャルリンクは正しく確立できていません。 |
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