Configuring VRRP(2回目)

(所属カテゴリー:シスコ---投稿日時:2006年7月14日)

はじめに

今回はVRRPの設定についてお勉強します。基本的なVRRPの設定から、認証、SNMP による状態変化の通知などの設定をみていきます。

Configuring VRRP

VRRPの設定ステップを以下に示します。

Step1
Router# conf t

まず、Global Configuration Modeに移ります。

Step2
Router(config)# interface interface-name

VRRPを設定するインタフェースに移ります。

Step3
Router(config-if)# ip address ip-address mask

VRRPを設定するインタフェースにIPアドレスをふります。

Step4
Router(config-if)# vrrp group ip ip-address [secondary]

VRRPを有効にします。VRRPに参加するルータは、全て同じVirtual IPを持つ必 要があります。1つのグループ内で複数の仮想アドレスを設定させたい場合は secondaryオプションを追加します。

Step5
Router(config-if)# vrrp group description text

Descriptionのテキストを設定することができます。この設定はOptionalです。

Step6
Router(config-if)# vrrp group priority level

Priorityの設定をします。この値が大きいルータがMasterになります。

Step7
Router(config-if)# vrrp group preempt [delay minimum seconds]

Preemptを有効にします。Defaultで有効で、delayは0秒です。delay minimum オプションは、Master側に処理をPreemptするときに待つ時間です。
例えば、Master側がRebootした場合、Rebootが完了してVRRPのメッセージをや りとりできる段階になると、delayが0秒の場合、一瞬で切り戻ります。このと き、OSPFなどのルーティングプロトコルを動作させている場合、Rebootしたば かりのルータはルーティングテーブルがコンバージェンスしておらず、Master に切り替わってもどこにもパケットをフォワードできずに、パケットをDropし てしまいます。

そのような場合、ルーティングがコンバージェンスするまで約30秒~1分程度 のDelayを持たせることによってルーティングがコンバージェンスした後にMaster になれば無駄なパケットDropを防ぐことができます。

Step8
Router(config-if)# vrrp group timers advertise [mesc] interval

advertisementsメッセージの間隔を指定できます。デフォルトは1秒間隔です。 全てのVRRPグループ内のルータはこのadvertisementsメッセージの間隔が一致 している必要があります。

Step9
Router(config-if)# vrrp group timers learn

BackupとなったルータがAdvertisement intervalをMasterルータから学習しま す。

Step10
Router(config-if)# vrrp group track object-number
[decrement priority]

Object-Trackingを利用してPriorityを下げることができます。decrement priority とは、どれだけPriorityを下げるかを指定できます。

Step11
Router(config-if)# end

以上で、VRRPの基本的な設定は終了です。

Disabling VRRP on an Interface

VRRPはConfigurationはそのまま保持した状態で、VRRP機能を無効にすること ができます。

Step1
Router# conf t

まず、Global Configuration Modeに移ります。

Step2
Router(config)# interface interface-name

VRRPが設定されているインタフェースに移ります。

Step3
Router(config-if)# vrrp group shutdown

VRRPを無効に出来ます。

Step4
Router(config-if)# end

以上で設定は終了です。

Configuring VRRP Authentication

VRRP Authenticationを設定するには、以下の3つの方法を選択できます。

-Using a Key String
-Using a Key Chain
-Using a Plain Text

注意が必要なのは、認証方法をVRRPグループ内のルータで統一する必要がある ということです。あるルータはKey Stringを使っていて別のあるルータはKey Chain を使っている、というのはNGです。

以下、設定ステップを示します。まずはKey Stringを使った認証の設定です。

Step1
Router# conf t

まず、Global Configuration Modeに移ります。

Step2
Router(config)# interface interface-name

VRRPが設定されているインタフェースに移ります。

Step3
Router(config-if)# vrrp group authentication md5 key-string
[0 | 7] key-string [timeout seconds]

Key Stringは64文字以内です。
0を指定するか、または何も指定しない場合、key-stringは暗号化されません 。この暗号化されないというのは、show runで見たときにkey-stringが読める ということです。

7を指定すると暗号化されます。また、service password-encryptionコマンド を使用していれば、自動的に暗号化されます。

timeoutはkeyの有効期間です。

Step4
Router(config-if)# end

以上でKey Stringを使った認証の設定は終了です。

次はKey Chainを使った認証の設定です。

Step1
Router# conf t

まず、Global Configuration Modeに移ります。

Step2
Router(config)# key chain name-of-chain

Key Chainを作成します。

Step3
Router(config-keychain)# key key-id

key idを指定します。

Step4
Router(config-keychain-key)# key-string string

key-stringを設定します。80文字まで設定できます。

Step5
Router(config-keychain-key)# exit

Global Configuration Modeまで戻ります。Exitは2回必要ですが省略します。

Step6
Router(config)# interface interface-name

VRRPが設定されているインタフェースに移ります。

Step7
Router(config-if)# vrrp group authentication md5
key-chain key-chain-name

先ほど作成したkey-chainを指定します。

Step8
Router(config-if)# end

以上でKey Chainを使用した認証の設定は終了です。

次はPlain Textを使った認証の設定です。

Step1
Router# conf t

まず、Global Configuration Modeに移ります。

Step2
Router(config)# interface interface-name

VRRPが設定されているインタフェースに移ります。

Step3
Router(config-if)# vrrp group authentication text text-string

認証用のtext-stringを指定します。

Step4
Router(config-if)# end

以上でPlain Textを使った認証の設定は終了です。

Enabling the Router to Send SNMP VRRP Notifications

VRRPの状態変化をSNMP TrapでSNMP管理ステーションに通知することができま す。

Step1
Router# conf t

まず、Global Configuration Modeに移ります。

Step2
Router(config)# snmp-server enable traps vrrp

SNMP TrapでVRRPのTrapを有効にします。

Step3
Router(config)# snmp-server host host community-string vrrp

Trapを飛ばす先のSNMP管理ステーションを設定します。

Step4
Router(config)# end

以上で設定は終了です。

設定だけでかなり長くなってしまったので、コンフィグ例や練習問題は次回と りあげます。お楽しみ。

By 『Overseas and Beyond』 Koichi
http://overseasandbeyond.blogspot.com/

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