平成17年度テクニカルエンジニア(ネットワーク)午後Ⅱ 問Ⅱ設問1解答と解説

(所属カテゴリー:テクニカルエンジニア(ネットワーク)---投稿日時:2009年4月14日)

解答

【ア】ネットワーク
【イ】telnet
【ウ】ポート番号
【エ】SMTP
【オ】nslookup
【カ】デフォルトゲートウェイ

解説

【ア】
Pingは言わずと知れたネットワーク層の到達性を確認するコマンドです。問題文の図3にあるように、相手先ノードに対しICMPの「echo request(エコー要求)」パケットを送信し、それを受けた相手先ノードが「echo reply(エコー応答)」を返すことで、ネットワークの到達性が確認できます。

ICMPはIPパケット上で動作するプロトコルです。TCPやUDPのようなトランスポート層のプロトコルではなく、IPと同じネットワーク層プロトコルの位置づけです。よって【ア】は「ネットワーク層」となります。

【イ】【ウ】
【イ】は「telnet」が当てはまります。telnetはネットワーク機器やサーバに遠隔ログインするためのコマンドとして一般的ですが、サーバに対して特定のサービスが起動しているかどうかをチェックするために使用することもできます。例えばメールサーバに対してSTMPの起動を確認する場合は

telnet  メールサーバ名(またはIPアドレス)  25(SMTPのポート番号)

と指定します。サービスが正しく起動されている場合はメールサーバからオープニングメッセージが応答されます。逆にサービスが正しく起動されていない場合はtimeoutになるなどして、正しく接続することができません。SMTPなどインターネット上で利用されるプロトコルの多くはテキストベースであるため、テキストベースのSMTPコマンドを入力することで、telnet上でメールを送信してしまうことなども可能です。【ウ】はtelnetの引数として入力するパラメータなので、「ポート番号」です。
telnetで実際にメールを送信する方法は後述のURLが参考になります。

【エ】
メールサーバで利用されるプロトコルを答えればよいでしょう。POP3、IMAP4は本文に記載されているため、「SMTP」が当てはまるでしょう。

【オ】
DNSサーバの応答を確認するコマンドとしては、「nslookup」が定番ですね。正引き/逆引きにおいて、使用するDNSサーバを指定して名前解決することができます。また、Aレコード/NSレコード/MXレコードなどのレコード種類の絞込み検索などのいろいろなオプションがあり便利なコマンドです。詳しい使い方は後述のURLがとても参考になります。

【カ】
何を聞いているのか少し分かりにくい問題です。
K君はサーバだけでなく、ネットワーク機器についてもping監視の対象としました。その際L2SWがpingに応答する機能があることを確認しており、L2SWもpingの監視対象としていることが分かります。L2SWはその名の通りレイヤ2のスイッチングをする機器であり、基本的にIPなどのレイヤ3の設定を施す必要はありません。しかし管理用のIPアドレスを割り当てることで、ICMPやSNMPなどの監視用プロトコルに応答するものも多くあります。そういった機能を利用することによりL2SWもルータと同様にネットワーク機器の一部として、pingやSNMPを使用して統合的に監視することができるようになります。

【カ】は実際にL2SWに施すネットワーク設定が問われています。ネットワーク設定の最も基本的なものは、IPアドレス、サブネットマスク、それと「デフォルトゲートウェイ」ですね。これはPCに入れるのとネットワーク設定と同じ項目です。

L2SWはこのように必要最低限のネットワーク設定を入れることでIPアドレスを持ったノードとして遠隔監視が可能となります。この場合L2SWは通常はあくまでレイヤ2の機器としてスイッチング処理を実施しますが、自分自身宛のパケットが届いたときだけIPアドレスを持ったノードとして動作します。

【参考URL】

written by Gene


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