経路集約ってなに?
| 経路集約とは? ルーティングテーブルの複数のエントリを1つのエントリにまとめることを「経路集約」と呼んでいます。経路集約を効率よく行うためには、階層型IPアドレッシングによって連続したアドレスブロックの割り当てが必要です。アドレスブロックの連続したネットワークアドレスをビットに変換して、共通するビットの部分までサブネットマスクを移動させることによって、複数のネットワークアドレスを1つにまとめることができます。 経路集約は、他にも「ルート集約」や「ルートアグリゲーション」「スーパーネッティング」と呼ばれることもあります。 |
| 経路集約の例 たとえば、次の図のルータAのルーティングテーブルを考えてみましょう。経路集約を行わずに、支社1と支社2のサブネットのエントリを追加したルーティングテーブルは次のようになります。なお、このルーティングテーブルは支社のネットワークへのエントリのみを抜粋しています。 ![]() ルータAのルーティングテーブル(支社へのエントリ)
支社1の将来拡張されるサブネットも含めて、ネットワークアドレスをビットに変換してみます。すると、この4つのネットワークアドレスは、先頭から22ビット目までが共通であることがわかります。もともと/24のサブネットマスクを/22へと左へ移動することによって、この4つのネットワークアドレスは、 192.168.0.0/22 という1つのネットワークアドレスに集約できることがわかります。 ![]() 同様に、支社2の4つのネットワークアドレスもビットに変換して、共通部分を考えると、192.168.4.0/22に集約できるようになります。このように経路集約を行うと、ルータAのルーティングテーブルは次のようになります。 ルータAのルーティングテーブル(支社へのエントリ) ネットワークアドレス ネクストホップ
支社のルータBやルータCでも、経路集約を行うことによってルーティングテーブルのエントリを削減することができます。支社から本社の16個のサブネット(192.168.32.0/24〜192.168.47.0/24)に到達するためには、ルータBおよびルータCのルーティングテーブルにこれらのネットワークに対するエントリが必要です。 しかし、スタティックルーティングならば、16個ものエントリを登録することはとても手間がかかる作業ですし、ダイナミックルーティングを行う場合でも、ルータがやり取りするルーティング情報が増加するなど効率がよくありません。 本社の16個のサブネットは、階層型IPアドレッシングによって連続したアドレスブロックから割り当てられているので、ビットに変換して共通のビット部分までサブネットマスクを左に移動させて、次のアドレスに集約することができます。 192.168.32.0/20 以上より、各支社の他の拠点へのルーティングテーブルのエントリは次のようになります。 ルータBのルーティングテーブル(他の拠点へのエントリ)
ルータCのルーティングテーブル(他の拠点へのエントリ)
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| 経路集約をまとめると 経路集約を行うには、階層型IPアドレッシングが基本です。階層型IPアドレッシングによって連続したネットワークアドレスを設定し、それらのネットワークアドレスの共通のビット部分を考えてます。 サブネットマスクをその共通のビット部分まで左にずらすことによって複数のネットワークアドレスを1つにまとめることができます。 経路集約は、1つのネットワークアドレスを複数に分割するサブネッティングと対比して「スーパーネッティング」とも呼ばれます。サブネッティングは、サブネットマスクを右にずらすことによってネットワークアドレスを分割します。 「サブ」ネッティングに対してルート集約はサブネットマスクを左にずらすことから、「スーパー」ネッティングとも呼ばれます。 |
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